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確定刑どこまで考慮、裁判員難しい判断

2006年の熊本市の女性殺害事件で懲役16年の刑が確定し服役中だった男が、直前に別の女性も殺害していたとして殺人、死体遺棄罪に問われた事件 の第1回公判前整理手続きが17日、熊本地裁で行われた。本来は連続殺人として裁かれるはずが、発覚が遅れた方の事件だけ裁判員裁判で審理されることに なった。
 刑が確定した事件を今回の裁判で量刑に考慮するかどうか――。専門家の間でも意見が分かれる難題に、裁判員は臨むことになる。
 事件の被告は浜田政二郎受刑者(29)。起訴状では、浜田被告は06年7月20日、熊本市のホテルで同市の洋服店員竹田津美紀さん(当時25歳)を絞殺し、遺体を熊本県植木町の雑木林に遺棄したとされる。
 浜田被告はその6日後、出会い系サイトで知り合った熊本市の女性(当時24歳)を殺害し、遺体を植木町内の草むらに遺棄していた。06年7月29 日に逮捕されたが、竹田津さんの事件は07年1月の遺体発見まで露見しなかった。熊本県警は今年6月、浜田被告を竹田津さん殺害容疑で再逮捕した。弁護側 は起訴事実を認める意向という。
 刑事裁判では「一事不再理」の原則から、一度判決が確定した事件を再び裁くことはできない。裁判員らは竹田津さん殺害事件の量刑を決める際に、判決が確定した殺人事件をどこまで考慮することになるのか。
 首都大学東京法科大学院の前田雅英教授(刑事法)は「量刑は、矯正の可能性など様々な事情から判断する。同種の犯行を繰り返したという事実は、量 刑判断の上で考慮せざるを得ない」と話す。一方、熊本大法学部の岡田行雄准教授(刑事法)は「審理対象の事件のみを見て量刑を判断すべき。既に裁かれた事 件を量刑判断に加えることは、事実上の二重処罰に当たるので妥当ではない」との意見だ。
 浜田被告の弁護人を務める板井俊介弁護士によると、この日の手続きで、地裁側は熊本地検に対し、「確定判決が出ていることを(公判で)どう考慮するのか、意見を聞かせてほしい」と要望、地検側は12月4日の次回手続きで意見を述べる考えを示したという。
 元福岡地裁所長の近藤敬夫弁護士は「今回の裁判はプロでも難しい判断を迫られる。それだけに裁判官の役割が重要になるだろう」とみる。「検察・弁護側双方の主張を、裁判官が裁判員にうまく説明しないと、一方の考え方に引っ張られる恐れがある」と指摘した。

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